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俺の友達で「まさみ」というのがいた。バカで変な奴だったが、振り返ると人生で一番気が合った奴のような気がした。俺達は小学校時代落ちこぼれで、宿題を忘れる度に先生に怒られた。まさみと先生にしかられる数を競争した記憶がある。
外見と雰囲気が漫画であったパタリロみたいな奴だった。小学校のときに先生をおちょくり怒られる武勇伝を水増し、それを他の奴に言うと、
「そんな奴いるはずないだろ!!」
とウソ呼ばわりされた。水増しというのは、ウソという意味である。それをまさみは俺をかばって俺のウソを本当だと言ったのが印象的だった。結局、競い合った先生に怒られる数は俺が一歩上だった。
一方、すみおという友達もいた。すみおは今思うとまさみが嫌いだったのと思う。なぜか俺とまさみとすみおと居ると関係がよくなかった。結局それを見かねたすみおが俺を独占し、まさみを追いやったのである。これが俺の人生初めての分岐点である。
まさみは俺と同じく落ちこぼれだったが、すみおはいわゆる運動も出来る優等生だった。すみおと友達になった俺は成績も運動も伸び、良きライバルとなった。されど、まさみはあいかわらず落ちこぼれだったわけだが、今思うと、一緒にバカした時期は楽しかった。勉強も運動も出来るようになると周囲の信頼も厚くなり、まさみと同じようなバカは出来ないからだ。人生少々不真面目な方がオモシロイ。
結局、すみおは一級建築士の資格を取り、俺は法律の方へと道を進んだ、まさみはあれからどうしたのだろうか?噂では高校中退したと聞いたが・・・。
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